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印鑑が不要になるという記事

2020.11.4

こんにちは。山本です。
本日の新聞に、様々な行政手続きで印鑑が不要になるという記事をみました。

確かに印鑑が不要なのでは?と思うような事は色々あります。
例えば、住宅用家屋証明書の取得とかはそうだと思います。
住宅用家屋証明書とは登録免許税の減税を受けるために必要な書類になります。
木造であれば築20年未満の建物(築20年を経過していても、耐震証明などがあれば延長は可能)であれば、証明書は発行されます。
これは事実の証明なので、確かに印鑑は不要でも良いかと思っています。

登記手続での実印の押印は、現状では継続という事になりそうです。
印鑑証明書を不要という取扱いにするのであれば、不動産登記令の改正となります。
省令なので、変更は比較的進むのかも知れませんが、印鑑証明書を押印しない登記申請手続きで行くのであれば、どのように本人の意思を確認するのか?
そのような議論が必要です。

印鑑証明書に代わるものとして、マイナンバーカードによる電子署名が第一選択なのかと考えています。

電子証明システムはあると聞いたことがありますが、そのシステムが普及しているとはいいがたい状況です。
また、電子署名と決済の連動をどのようにしていくのか?といった実務上の問題も気になります。
一番良いのは、決済の現場で電子署名を行って、代金の決済を行い、登記申請という流れがスムーズです。

決済の現場にPC持ち込みが必須になります。
ネット環境が不安定な場合は、免責されるのか?とか気になります。

いずれにしても電子署名が書類にされている場合は、印鑑証明書の添付が不要という取扱いになれば、少しずつ浸透していくのかな?という感じでいます。

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