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裏の土地の相談

2019.8.4

こんにちは。山本です。
最近、相談者の方の裏の土地の相談を受けました。

相談者のお父様がお隣の方と、土地を交換するという話をしたそうです。
しかし、口約束だけで土地の分筆や移転登記をすることなく、現在まで来ているというお話でした。

良くあります。

お隣なので、名義変更を無理強いしてしまうと人間関係がこじれるのも嫌だし、使ったとしても、隣から何か言われるわけでもないし、そのままになっているケースはそれなりになります。

口約束をした当事者の次の世代になっていて、不動産の売却をするにあたって、調べてみたら、建物の一部が隣の土地に入っていることが分かりました。
相談者がお母さまに尋ねたところ、上記に書いた事実があったそうです。

今回は、土地全部ではなく、土地の一部を交換するという話だったようです。
そのため時効取得するにも、土地を分筆しなければなりません。

以前に土地の一部の時効取得を検討したことがあります。
しかし、土地を分筆するにあたって、当事者でない第三者が境界の確定をするのにも困難が伴います。
まずは、裁判ではなくお話合いでやっていきましょう。という話になりました。

土地を譲渡する場合には、最初に専門家に入ってもらっていれば、このような事は避けることができたのではないか?と感じました。

確かに土地の分筆って、大体30万~50万程度必要になります。
場合によっては、もっとするケースもあります。
具体的には土地の大きさや形状によって、費用は変わるようです。
調査士ではないので、この辺りは詳しく分かりません。

いずれにしても、名義変更には費用が発生するかもしれませんが、世代が変わって、権利関係を整理するのは、なかなか骨が折れる作業になってしまうケースもあるので、迅速な対応が必要なのだと感じました。

話し合いがうまくいくと良いなと思います。
読んでいただきありがとうございます。

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