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不動産の記事を読んで

2017.6.7

こんにちは。山本です。
不動産の相続登記が未了の土地が20%近く存在しているとの記事がありました。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170606-00000097-jij-pol
ここ大牟田でも相続登記未了の土地が存在しております。
そんな中、登録免許税を安くすると相続登記が進むのでは?という議論がありますが、そもそもそんな問題ではありません。

たぶん、相続登記を行う契機がないからだと私は思っております。
最近は相続登記の相談を行うのですが、売れそうにない土地なので、相続登記は結構です。などと言われます。
または、土地は要らないので、放棄をします。などと言われます。
相続放棄をすると法律上は国に帰属することになっていますが、国も山林などは引き取ってくれません。
昔は、薪で火を起こしていたので、山林は重要でした。そのため田舎では山林の共有持ち分を所有している人はそれなりに存在しております。
しかし、今は薪で火をおこすことはなく、ガスもしくは電気で煮炊きを行います。
宅地であっても接道がなければ、建物が建たないので、相続登記手続きが費用倒れを起こすので、だれもしません。

不動産の価値がないので、相続登記を進めない。もしくは放棄をするという事になっています。

相続が発生した土地に対して、この土地の相続人を調べる事できますか?と質問に対して、司法書士などの専門職に権限があれば、相続未了の土地に対して動きが取れたりするのかと考えます。

いずれにしても、これからの不動産活用方法が明確にならない限り、この問題はしばらく続くと思います。

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