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アウトを考える

2016.9.20

こんにちは。山本です。

今日は連休明けの火曜日という事で、今週の取引および来週の取引の打ち合わせに忙しい一日でした。先週から私は風邪を引いて全体的に体調が悪く、なんかだるい感じです。

さて、今日のテーマですが、登記の打合せって何を考えて行っているのかって話なのですが、登記手続を考えるときに、最終的にどのような権利関係になるのか?つまりアウトプットを考えてから打合せをするといいよね。って話を、Tさんとしていました。

Tさんに打合せをしてもらっている案件は、土地の所有者さんが使用している道路に、所有者さんの持分を持たせるというものです。

現実的に道路があるけど、他人の土地っていう事が、それなりにあります。ある場合には位置指定道路として道路認定されているので大丈夫ということもありますが、やはり道路なので持分を持ちたいというニーズもそれなりにあります。

実際には不動産業者さんが中に入って、話が整った後に司法書士が手続をすることもありますし、司法書士が話をして登記手続という事もあります。もう既に使っているから、そんな堅い事言わなくてもという人もおられるし、印鑑を押すためにはいくらかと言う人もいます。道路っていうよりも、人って難しいなと思う瞬間です。

そんなことよりTさんの打合せですが、今回は道路持分が贈与で移転する土地、売買で移転する土地と色々あって、Tさんは悩まれていました。そこで、アウトがどうなのか考えて打合せしてみたら?って話をすると、少し理解していただいたみたいでした。

最終的に、売買で移転するのか贈与で移転するのかっていうのは重要ではなく、最後がどのような権利関係になるのかを考えることで手続きのやり方が決まってくることが理解されたみたいでした。

何事もアウトを考えることで、そこに至るまでの姿を考えやすくなるのだと感じました。アウトが考えられないと迷子になるので悩むんだろうなと思います。

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