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後見人が子供と争う

2018.1.19

こんにちは。山本です。
昨日、私の知り合いが弁護士を紹介してほしいという事で、某弁護士を紹介しました。

私が後見人をしていた本人が子供および子供の親族にお金を貸していて、借用書(かなり曖昧な内容のもの)があるので、後見人が親族と裁判をすることになりました。

親と子供がお金の件で裁判をするというような感じです。
実際の感覚からすると、常識がはずれているよな。という気がします。

色々とあって裁判をしました。

その時の相手方の弁護士さんが、後見人の立場であったり、親族間の争いという事も理解した上で、和解する事が出来ました。

親族の争いに後見人が巻き込まれると大変な目にあうのだと実感しました。

それから数年して、本人が亡くなり、私の後見業務は終了しました。

某弁護士と、先ほどの事件について思い出話をしていると、なんと!本人の遺産分割でまだ争っているらしいという話を聞きました。
私の後見業務が終了してから数年が経過して、まだ争っているという話を聞くにつけ、私が後見人として裁判をしなければ、もう少し話し合いという選択肢を取っていれば、ここまで争いは長引かなかったではないか?とも思います。

親族間の争いは、一度火が付くと、なかなか鎮火しにくいものです。

後見人は第三者ではあるのですが、親族のサポーターでもあると私は考えています。
本人が亡くなった後も、争いの火種が残らないように業務を遂行できればというように思いました。

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