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売主って誰だろう?
2018.3.28
こんにちは。山本です。
今日の昼に不動産売買の相談を受けました。
少し事情がややこしい案件でした。
登記簿上の名義人とは別に不動産を管理していた人というのが存在します。
詳しく話をお聞きすると不動産の名義人は、不動産の固定資産税を払っていなかったそうです。
そのため不動産の管理人という人(名義人の親戚)が固定資産税や不動産の管理を行ってきたそうです。
占有者みたいな感じなのかもしれません。
所有の意思がないので時効取得とするには少し難しそうです。
しかし、名義人の相続人からすると不動産の管理もしていないために所有者としての意識が希薄です。
名義人の相続人は、管理人に全てを任せているの一点張りです。
手続上は、名義人→相続人→買主へ移転をする方法と、名義人→管理人→買主の方法があります。
いずれにしても相続手続きをしなければ前に進みません。
管理人は、名義人の相続人が管理人に任せているから、不動産処分の権限は持っているとの主張もしています。
契約は出来るのかもしれませんが、手続き上は難しいという話をするばかりです。
やはり当事者間で、現状に合わせて登記を変更させていかなければこのような事になるのだと思った次第です。
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