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不動産フェアに参加しました

2017.9.25

こんにちは。山本です。
イオンモール大牟田のイオンホールにて開催の不動産フェアに参加しました。

この不動産フェアは福岡県宅建協会県南支部主催です。
朝10時30分から15時まで開催されました。

10時30分 いまこそ遺言
11時30分 家族信託
13時30分 大牟田の防犯
14時   大牟田のDIY賃貸

上記の4つのセミナーを行いました。
私は一番最初の遺言について話をしました。

資料が全部で45枚、講演時間は50分とかなりの速足で話をしました。
本来であれば90分で話す内容なので、聞かれた方からすると非常に苦痛に思われた部分もあったのかもしれません。

内容は、遺言がなぜ必要なのか?という事を中心にお話をさせてもらいました。
遺言というと、縁起が悪いと言われたり、もしくは親に話しにくいと言われます。

それは遺書と遺言を混同しているからだと思われます。

今後も遺言の重要性や遺言の有効性を広めていければと思いました。

セミナーが終了して、会場にて簡易の相談会を行いました。
ちなみにセミナー後の相談者は3名でした。

詳細な内容は個人情報の関係で掲載できないので、概略だけ記載できればと思います。また、内容は少しアレンジしております。

一人目の相談者様は、遺言の作成についてでした。
お父様と同居されているという事でした。
お母様も健在ではあるが、認知症との事でした。

家は相談者様の名義であるが、土地はお父様という事でした。
ご兄弟は相談者の上に二人おられるという事でした。

お兄様、お姉様共に不動産の名義は相談者様にしても良いとの話になっているが、大丈夫なのか?という話でした。

良くある話です。

この場合に、相談者様がお父様に遺言を書いてもらったときに、「あんなの名義にしてよい」と言っているのに、わざわざ遺言を作らせたら兄や姉から後で何か言われるかも。という点でも心配されておられました。

私の結論は、遺言を作るべきと考えます。

お兄様、お姉様共に了解は取れているという事ですが、仮にお兄様がお父様より先に亡くなった場合、お兄様のお子様が相続人になります。甥や姪が相続人となった時に、「あんたのお父さんは了解してたから印鑑を押してください」といって、それが通用するとは限りません。

日本の法律における権利というものは、個人が自由に処分できるというように定義されています。
そのため、「あんたの親が了解していたから、当然、あなたも親の意思に従うべきだ!」という事になりません。

他のアドバイスとしては、遺言作成は第三者を加えたらどうかという話も行いました。
今回のように遺言の作成および遺言の執行に第三者を加えることで、お父様が遺言作成の必要性を感じて作成したとご兄弟の方々も感じられますよという話をしました。

当事務所を遺言作成のお手伝いをする第三者と選んでもらえれば嬉しいのですが、そうはならなくても遺言を作成することの重要性を理解する人が増えれば良いなと思い、この相談は終了しました。

なにかあったら連絡しますと言われて、相談は終了しました。

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